トップページ > いのちの電話とは
動きの激しい現代社会には、困難な問題を抱えて誰にも話すことが出来ず、孤独と絶望の中で、精神的危機に直面して助けを求めている人がいます。
「いのちの電話」は訓練を受けたボランティアが、その一人ひとりと、「電話」を通してその人たちの良き相談相手になっていこうとする、市民のボランティア活動です。
「いのちの電話」は、1953年ロンドンで生まれ、今日、世界的な国際組織のもとに50数カ国、数百都市に設立されています。
日本では、1971年10月東京いのちの電話が開局し、現在、50センターで約6,000人のボランティア相談員が、活動を続けています。
鳥取いのちの電話は、1995年10月開局し、2004年10月に社会福祉法人として認可を受けています。
日曜日・祭日を含む365日電話をお受けしていますが、現在、相談受付は正午より午後9時までです。
ほかに毎月10日のフリーダイヤルがあります。
「いのちの電話」について詳しいことがお知りになりたい方は、お問合せください。
社会福祉法人 鳥取いのちの電話事務局 〒680-8691 鳥取中央郵便局私書箱7号 電話 0857-29-6556(FAX兼) (平日)月曜日~金曜日 12時~16時
鳥取センター開局からの受信件数
全国の自死者数は、1998年に3万人を超え、2003年には統計を取り始めた1978年以降で最多の3万4,427人となりました。その後、2012年に15年ぶりに3万人を下回り、減少傾向にありました。2019年は20,169人で統計開始以来最少となりましたが、2021年は21,081人と11年ぶりに増加し、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による孤立・孤独や生活困窮などが影響した若年や女性の自死の増加も指摘されています。(警察庁統計)
自死の予防と防止、その家族の支援の充実を目的として、2006年に「自殺対策基本法」が制定されたほか、2017年には「自殺総合対策大綱」が閣議決定され、誰も自死に追い込まれることのない社会の実現を目指し、関係機関が連携をしながら自死対策に一層取り組んでいます。
※鳥取県では、法令等の用語を引用する場合を除き、「自死」と表現しています。
県の自死者数は、2008年の212人をピークに、2017年は100人、2018年及び2019年は80人と減少傾向にありましたが、2020年は85人、2021年は90人と近年増加し、依然として多くの方が亡くなっています。
県の自殺死亡率(人口10万対)は、全国の自殺死亡率と比較して、高めで推移していましたが、2014年以降は下回っています。(警察庁統計)
県では、2018年4月に「みんなで支え合う自死対策プログラム(鳥取県自死対策計画)」を策定し、関係機関と連携しながら自死対策を進めており、毎年開催している「心といのちを守る県民運動」では、自死対策施策や自死対策計画の進捗状況について、検討を行っています。
その他にも、ゲートキーパー養成研修、「眠れてますか?」睡眠キャンペーン、自死遺族の集いなどの事業を実施しています。また、若年者の自死対策の相談体制の構築及び新型コロナウイルス感染症の影響により心身の変調が生じる県民のこころのケアを目的としてLINEを活用した「とっとりSNS相談」も実施しています。
県では、「誰もが自死に追い込まれることのない鳥取県」を目指して、引き続き自死予防に取り組んでいきます。
鳥取いのちの電話では、広報誌「鳥取いのちの電話通信」を年2回発行しています。
電話相談活動に関する記事、賛助会員・寄付者の氏名等を掲載しています。
独立行政法人 福祉医療機構(WAM NET)
社会福祉法人に関する現況報告書等(現況報告書、計算書類及び社会福祉充実計画)